ムダな努力になってませんか?
こんにちは、ひとり先生業の集客サポーターの久松です。
今回は、ひとり先生業ならアクセス数<成約率を重視すべき理由というテーマについて。
集客戦略というのは無数にありますが、その中でも業種やリソース、働き方などによって、合う合わないというのは確実に存在します。
企業であれば、広告&作り込んだLPによるセールスができますが、個人ではそこに太刀打ちできませんよね。
一方、個人だからこそ小回りの効く機動性を活かして、SNSでの交流からの集客や、少人数セミナーからの集客が可能になるという側面もあります。
こんなふうに、集客戦略はそれぞれの前提によって正解が違うわけです。
では、ひとり先生業においては、
どのような集客戦略が向いているのか?
どのような点を重視して集客戦略を練るべきなのか?
というと、アクセス数よりも成約率を重視した方がよいという結論になります。
そんなわけで、今回はひとり先生業ならアクセス数<成約率を重視すべき理由というテーマで、ひとり講師業を約6年やってきた僕自身の体験を交えながら、シェアしていきます。
ひとり講師業ならアクセス<成約率を重視すべき理由
理由は3つあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
理由①有限なリソースを有効活用できる
成約率を重視すべき理由の1つ目は、有限なリソースを有効活用できるからです。
成約率が高いという状態は、あなたがお客さんに「この商品を買うべき理由」を納得してもらえていることを意味します。
もしも、お客さんが「この商品を買うメリットがいまいち分からない」と心の中で感じていたら、笑顔で「またの機会に〜」と言われて終わりです。
そんな状態であれば、いくら大勢のお客さんと接触する機会があっても、結局ムダに終わることの方が多くなりますね。
ダダ漏れのやかんに水を入れても、効率が悪いわけです。
ひとり先生業というのは、とにかくリソースが有限なので「どこに自分の時間を割くのか」という判断にシビアにならなければなりません。
あなたに説得力がない状態であれば、ただ1:1セールスをくり返すばかりで、有限なリソースを浪費してしまいます。
アクセス数を集めるのにあくせくする前に、まずはやかんの穴を塞いだ方が、よっぽどあなたの限られた時間を有効に使えます。
理由②アクセス数は後からお金で買える
2つ目は、アクセス数は広告で確保できるからです。
アクセス数というのは、実はお金を出せばある程度買えてしまいます。
広告ですね。
自分のサービスがどのくらいの成約率なのか数字で見えるようになると、
一体どのくらいの広告費を出せば、何名くらいの生徒数を確保できるのか?
という数字が明確に見えるようになります。
僕の場合、広告を出すと、だいたい10万円でバックエンド講座の受講者が1名という計算ができています。
僕のバックエンド講座は平均LTVで約38万円前後になります。
ちなみに、LTVとはライフタイムバリューのことで、お客さんが自分のサービスに生涯で支払う総額といった意味です。
ですから、僕の場合は10万円の広告費をかけることで、平均約28万円程度の利益が出るということが見えているわけですね。
このように、自分の成約率を見積もれるようになると、アクセス数は飛び道具でなんとでもなるので、利益は自分でコントロールできます。
ただ、この成約率が低かったり、成約率に波があったりすると、広告をかけるリスクが高まってしまうんですね。そうすると広告という選択肢が使えなくなって、結局アクセス数を稼ぐ活動にコストを割かねばなりません。
だから、アクセス数よりも成約率を重視した方が良いというわけです。
先にやるべきことは成約率UPです。
理由③ひとり先生業にそれほどアクセス数は必要ないから
3つ目は、ひとり先生業にそれほどアクセス数は必要ないからです。
これまた集客コンサルにカモにされる典型例だったりするので気を付けてください。
ひとり先生業を軌道に乗せるのに、10万PVとか10万フォロワーとか、全然要らないんですよね。
かくいう僕も、一時期は5万PVまでブログのアクセスを伸ばしていて、そこにかなりのリソースを割いていたのですが、あるとき気づきました。
成約につながる記事は一部だけだな、と。
そもそも、ひとり先生業には対応できる生徒数の限界があります。
僕の場合は今のライフスタイルだとバックエンド講座は年間20名が限界です。
一度受講すると、半年〜1年程度は継続していただくことになるので、新規集客は年間12名ほどで構いません。月1名ですね。
そうすると、実際に必要なPVは月間で1万程度あればいいですし、リストの数も古いものは削除しながら常時500ほどあれば十分定員が埋まります。
あなたの場合はどうでしょうか?
最大で抱えられる受講者数・生徒数はどのくらいになりますか?
そこから逆算して考えてみてください。
そして、実際に数字を置いて計算してみると気づくはず。成約率が高ければ、アクセス数はそれほど必要ないなと。
それが何を意味するかというと、SNSやブログで毎日情報発信する労力や広告費といったあらゆるコストが減るということを意味します。
しかも、アクセス数を稼ぐためのコストは日々かかりますが、成約率を高める仕組みは一度仕上げるだけでOK。
だって「この商品を買うべき理由」を納得してもらうロジックは、そうコロコロ簡単に変わるものではないから。ロジックさえ見えて、それを仕組みに落とし込めば、自分の財産としてストックされます。
つまり時間を生み出せているわけで、その分自分のリソースを別のところに割くことができます。
成約率を重視することで、ひとり先生業の生存戦略としても有効だということです。
まとめ
今回はひとり先生業ならアクセス数<成約率を重視すべき理由について3つほど挙げてみました。
ひとり先生業だからこそ、限られたリソースをどこに使うかの判断が重要ですし、そのミスが致命傷にもなります。
どちらか分からなかったり、迷っている人は、ぜひ「成約率」重視を選択してください。
成約率を先に高めておけば、アクセス数はあとから広告で買えます。
成約率さえ先に高めておけば、広告費に対して手元に残る利益も計算できるようになります。
めちゃめちゃ安心できますよ、マジで。
ここまで書いてきて思いますが、ほんと、ひとり先生業は全体戦略を俯瞰して見ることが大事ですね。
ぜひ一度立ち止まって、「アクセス数を稼ぐ活動に割くコスト合計」と「成約率を高める活動に割くコスト合計」を天秤にかけてみてください。
この記事がそのきっかけにになれば幸いです。